心因性ED

 

 

EDは勃起不全とも呼ばれますが、完全に勃起しないわけではなく、時間がかかったり、途中で萎えてしまったりすることもEDに含まれます。性欲はあるのに勃起しない、長続きしない、といった症状があり、年齢が上がるとともにそういった悩みを抱えることが多くなります。勃起をするには陰茎海綿体につながる動脈に十分に血液が行くことが必要ですが、何らかの原因で血液が流れなかったり、動脈の広がりが十分でないと時間がかかったり、途中で抜き落ちたりすることがあります。

 

血液が動脈に流れない原因には自律神経も関係しています。特にストレスなど心理的な要因で起こる場合は心因性EDと呼ばれ、ストレスにより自律神経が正常に働かなくなり症状が出てきます。

 

通常のEDは加齢や糖尿病などが原因となっているので比較的高齢の方になりやすいですが、心因性EDの場合はストレスがたまりやすい30代から40代の若い方がなります。心因性EDは深層心因と現実心因の2つにわかれており、それぞれストレスやプレッシャーなどが原因となっています。

 

深層心因は小さいころの経験や性的なトラウマ、抑圧された怒りや憎しみ、欲求不満、母子分離不全、去勢恐怖など自分では要因がわからないことが原因となっていることが多いです。要因を探るところから始めるため治療は長期にわたることが多く、治りにくいのも特徴です。朝は勃起しているのにいざとなると萎えてしまう、うまくいかないという時は心因性のことが多いです。

 

現実心因は比較的誰でもなりやすく、ちょっとしたストレスや言葉の暴力、子づくりの不安やプレッシャー、仕事上のトラブル、睡眠不足、経済的な問題、心配事があるといったことが要因となっています。ストレスが解消されると治ることが多いため、医療機関を受診した場合はカウンセリングから始めることが多いです。話を他の人に聞いてもらうことにより早く治りますが、薬を服用することもあります。

 

心因性EDは原因がわかっているのかそうでないかでも治療期間が異なってきます。若いのにおかしい、と感じたときは心因性が考えられますので早めに医療機関に受診するようにします。

年齢とともに、血管は硬くなっていきます。

 

 

いわゆる加齢による動脈硬化で、これは誰にでも起こりうることです。
局部にこの動脈硬化の影響がでるのが、ED(勃起障害)です。

 

動脈硬化が起こると血液の流れが悪くなりますから、局部へ供給される血液の量が減ります。しかも、局部周辺の血管はほかの部位の血管に比べて極めて細く、内側の直径が1?2mmしかありません。心臓の冠動脈の内側直径はおよそ4?5mmですから、いかに局部の血管が細いかがわかります。
加齢に伴うEDは動脈硬化が主な原因ですから、動脈硬化を改善することが治療につながることになります。

 

動脈硬化の治療にもEDの治療にも有効なのが、ED治療薬の服用です。ED治療薬には血管を拡張するcGMP(サイクリックグアノシン一リン酸)という物質が、PDE5(ホスホジエステラーゼの5型)という酵素によって壊されてしまうのを阻止する働きがあります。

 

通常の勃起では血管拡張が起きて勃起が生じても、PDE5がcGMPを壊してしまうことで勃起を終わらせるようになっています。
しかし、EDの人ではこのPDE5の働きが邪魔になるので治療薬によってこの酵素の働きを抑えてしまい、血管が拡張された状態を維持させます。
こうすることで、動脈硬化が進行した血管でも勃起が起こるのに十分な血液が供給されるようになり、正常に性行為が行えるようになります。
以上は薬物治療についてのみ触れましたが、それ以外にも動脈硬化を予防するための食事、適度な運動などの生活習慣を改善していくことも大切です。
得に高血圧が動脈硬化の因子であるケースが高齢者にはよく見られるので、この場合には塩分を控えてカリウムをしっかり摂取するようにしましょう。果物ではバナナ、りんごがオススメです。

 

運動は激しい運動ではなく、1日20分程度の軽いウォーキングを日々の日課にして、楽しく毎日続けるようにしましょう。
動脈硬化を防ぐことが何よりの加齢によるEDへの治療になります。

糖尿病や生活習慣病

 

心因性EDと加齢・病気にともなうEDについて

 

EDは勃起がうまく出来ない、長く継続しない、途中で萎えてしまって性行為を最後まで行うことができないといった症状の事を指します。主に高齢になるにつれ症状が出てきますが、若い方でもストレスなどで起こることがあり年齢を問わず悩む方が増えています。勃起は海綿体につながっている動脈が十分に広がり、血液が流れることにより起こります。自律神経が乱れていたり何らかの病気や手術などをしたりした後は血管の状態が悪くなっているので起きにくくなります。

 

EDには心因性のもの、器質性のもの、薬によるものと3つに大きく原因が分かれています。心因性のものは30代の若い方に多くなり、ストレスが関係しています。器質性のものは血管の状態が関係しており血管の老化が原因となっています。勃起を起こす陰茎動脈は細い血管のため、血管の状態が悪いと起きやすくなります。血管の状態が悪くなるのは老化の他に、糖尿病や動脈硬化、脂質異常症、高血圧といった生活習慣病が原因となっています。糖尿病の合併症の一つとしても挙げられているので、糖尿病の方は特にEDになりやすいです。逆にEDかも、と感じたときは血管に障害が起きている可能性があるので、早めに医療機関へ相談をしに行くと良いでしょう。

 

また、糖尿病や生活習慣病になると薬を服用することが多くなります。こういった薬には勃起状態を継続することが難しい成分が含まれていることが多いです。他にもうつ病の治療薬や睡眠薬などでもEDになりやすく、余計に悩みを抱える原因となることもあるので、悩んでいる場合は医師に相談するようにします。

 

EDは生活習慣病が原因となっていることが多いです。若い場合は心因性EDを疑いますが、40代過ぎた頃になった場合は健康管理に気を付け、定期的に検診を受けると良いでしょう。カウンセリングを行ったり、薬を服用して治療を行っていきますが、糖尿病などの生活習慣病の場合、飲んでいる薬と合わない場合があるので自分で判断して飲まないように気を付けます。